砂糖菓子
出会った時、砂糖菓子のような女の子だと思った。
フワフワと揺れる、金の髪。
新緑の瞳。
明るく甘い、砂糖菓子のような笑顔。
砂糖菓子のようなのはその容姿だけじゃない。
君が話すと、そこに花が咲いたかのように場が明るくなる。
砂糖菓子が、時にピリピリした空気を消してしまうのと同じように。
「どうかなさったんですか?」
そんな事を考えていると、君に声をかけられた。
首をかしげている君に、少し、慌てる。
「何でもないよ。」
首を振って、必死に否定した俺に君の瞳が少し翳った。
やっぱり俺は嘘がつけないみたいだ。
だけどきっと、それだけじゃない。
元々嘘はつけないほうだけど、君相手だから。
だからこんなに動揺してしまう。
「私と一緒じゃ、楽しくないですか?」
不安げに言った君と、俺が重なる。
その不安は、俺がいつも思うものと同じで。
むしろ、そう聞きたいのは俺のほうなのに。
その不安そうな様を見て、
彼女が消えてしまいそうな感覚が襲ってくる。
だから、俺は衝動的に彼女を抱きしめた。
「好きだよ。」
問いの答えにはなっていない言葉を、思わず彼女に囁いた。
それからキスをする。
抵抗は・・・なかった。
キスは砂糖菓子のように・・・甘かった。
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モノクロが話中一番の気に入りなら、この話は一番ヤバイと思います。(ぉ)
短いですし・・・。
ランディ様の一人称・・・難しいです。
一番書きやすいのはやっぱりゼフェ様です。(ぇ)
まぁ、どちらも上手く出来ないですけど・・・。(汗)
砂糖菓子、というテーマで一番に思い浮かぶのはリモージュちゃんで。
リモージュちゃんの相手といったらやっぱりランディ様かなって。
ただ、甘さだけを追求してみました。(笑)
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