日常



毎日は続く。
永遠に近い時を何も変わらず過ごす。

朝起きて、仕事をして、眠る。
そこに仲間と話をしたり、気分転換をしたりが混じるだけ。

ヒトと変わらぬその毎日は、だけどヒトから見れば永遠に限りなく近い。

なぜ変わらないのだろう?
なぜ続くのだろう?

疑問を抱きながら、彼は笑う。
何も知らないように。
ただ、仮面をつけながら。

ゼフェルのように素直に反発できればいい。
クラヴィスのように無関心を決め込めればいい。
他の全ての仲間のように、諦めたり、気付かなかったり、受け入れればいい。

そのどれもランディには出来なかった。

反発するには分かり過ぎていた。
反発しても変わらぬことを。

無関心を決め込むには無知だった。
この世にどうしようもない事など無いと信じていた。

諦めるには若過ぎた。
やっぱり何か変えれるのではないかと思っていた。

気付かないには年をとりすぎた。
真実に気付かぬほど幼くなかった。

受け入れる事には真っ直ぐすぎた。
現実から目をそらすことなど出来なかった。

だから・・・。
だから。

だから反発することも出来ずに。
無関心になることも出来ずに。
諦めることも、気付かぬことも、受け入れることも出来ずに。

中途半端なまま。

ランディは笑う。
全てを押し隠し。
何も知らないように、仮面をつけて。

周りに疑問を抱きながら。
自分にさえ疑問を抱きながら。

何も出来ない自分を責めながら。
何も出来ない自分に傷付きながら。

ランディは笑う。
毎日を繰り返す。
続く永遠を繰り返す。

反発も、無関心もしないまま。
諦めも、気付かぬことも、受け入れることも出来ぬまま。

中途半端な自分に血を流しながら。

笑う。

いつかその終わりが来るまで。

ランディを助ける彼女が現れるまで。



真実の笑みを見せることなく、笑う。







姫香様、ごめんなさい〜〜〜!!
いえ、何をいきなり謝っているかというとですね。
姫香様から頂いたリクは『ランディ様の一日』だったのです。
本当はのほほんと幸せそうなランディ様の休日を書くつもりでした。
あぁ、こんな休日もいいなぁって。
なのに、気付いたらこんなになってました。(汗)
本当にごめんなさい。
と、とりあえず無駄な努力としてランディ様の相手はぼかしてあります。
好きな人を思い浮かべてください。
そして、この話に関しては、リテイク受け付けます。
もう、じゃないと・・・ねぇ?
とりあえず、貰ってくださるとうれしいです。(切実)