柊家のとある日〜お正月ら辺の話し〜



子供達が稽古をしているのか元気な声が聞こえる中
筆をくわえ、紙を見つめて腕組みをし考え込んでいるのは
現当主である蒼だった。
「ウ゛〜ン゛…思いつかん!!」
いきなり叫びだすと、庭で洗濯を干すために通りがかったイツ花が
「当主様、正月そうそう一体どうかしましたか?」
声をかけたので筆をおき、イツ花を見て
「いや、目標が思い浮かばなくてな…」
頭をかきながら答えると、イツ花がキョトンとしてしまう。
「おい、イツ花!」
「は、はい!すみません…
 あまりにも当主になられる以前の蒼様では
 考えもつかないことをおっしゃるのでびっくりしてしまったもので…(汗)」
あわてていうと、蒼は
「そうか?実は隣のおばちゃんがな『正月には目標を考えて書くものじゃ!!』
 って榛名ぐらいときに言われたの思い出してな…」
庭にいる榛名を見つめて言うと
「そうだったんですか…
 じゃあ、目標はやっぱり打倒朱点童子ですよね?
 なら、ばば〜んと書いちゃってください!!」
しかも、カメラ目線(?)でしっかりポーズをとる
「・・・」
一瞬沈黙になる
「何か言ってくださいよ〜(汗)」
慌てふためくイツ花に気がついて
「あっ悪い、確かにそう書けばいいなだなーって思って
 あの鬼を倒すのは一族の目標だしな…
 それより洗濯物下に落ちてるぞ〜」
「あ゛…洗いなおさないと〜(涙)」
洗濯物を拾い上げ立ち去っていくイツ花の背中は悲しそう…



「って、言われてもな〜」
ゴロッと後ろに倒れこみ天井を見つめ
もしあの鬼を倒してもまだ続きがあるような気がしてならない
何でこんな事考えてるんだ〜今まではこんな事考えたことないのに…




「父〜上〜」
にんまりと蒼を覗き込む少女がいた
「なんだ〜榛名ちゃん〜」
榛名のほっぺを思いきりのばす
「いはいよ〜」
手を離してやるとほっぺをさする姿を見て
頭をポンポンと叩いてやるとにっこり笑って稽古に戻っていく


再びイツ花が来て
「榛名様が来てから当主様お変わりになられましたね〜」
「そうか?でもそうかもしれないな…」
まあ、今のところあの鬼を倒す事だけを考えよう
一族のためにも、榛名のためにも…




作者(砂治様)よりのコメント

わ〜(汗)うちはなにが言いたいんやろう…
まあ、気がめいってたときに書いたやつやからな〜
勘弁してください!!(号泣)
こんなのでよければ貰ってやってくれ!!



流架…砂治様を捕獲した上で強奪した作品v(爆)
     俺屍の創作は私には書けそうもないかなぁとか思う今日この頃…。